ストーリーを持った様々な創作物に対しての感想、紹介等々。 思うところあればお気軽にコメ下さい。
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出演:堤真一、大沢たかお、岡本綾
監督:篠原哲雄
原作:浅田次郎
公開:2006年10月

 小さな衣料品会社に勤める長谷部真次はある日、絶縁状態の父が倒れたという知らせを受ける。その日出会ったのは、中学時代の恩師。「今日は正一君の命日だったね――」恩師と別れ、地下道を歩く真次の前に、亡き兄を思わせる人影がよぎる。一瞬の迷いの後、人影を追う真次。そして辿り着いたのは。
 昭和39年の東京。その日亡くなる筈の兄を無事に家に送り届けたものの、現実に変化は無かった。しかし真次は再び過去へと遡る。そして若き日の父、小沼佐吉に出逢う。いつも傲慢に見えた父親の人生を変えた「あの日」々を共に過ごし、父の姿を目に焼き付けてゆく。
 最後に辿り着いたのは、大切な人が生まれる前のあの日――


 「地下鉄に乗って」原作を一度読んだ事があるのですが、浅田次郎の現代劇にしては結構難解な小説で、読み辛かったのを覚えています。真次たちが訪れる昭和の時代は、僕の生まれる遥か前なのでなかなか想像し辛かったのもあります。やはりこの時代を過ごした人に読んで欲しい小説なのでしょう。その点、映画版では、はっきりした映像を与えてくれるので観易かった。ただ、実際映像化されると、昭和の舞台が綺麗過ぎるだの何だの色々不満があるようです。個人的にはとてもよい映画だと思います。レビューでは「まあ良作」といったところですか。
 主人公達の身に起こるタイムスリップについては、納得のいく説明が無い以上、謎は謎のままでいいんじゃないでしょうか?最後のオチに不満がある人もいるようですが、そこに文句をつけてしまえば、この映画自体を否定することになる。少なくとも僕はこの結末のほうが良いと思います。結末について、その理由を強いて言えば「その想いの強さ」みたいなものに例えたら良いのでは?せっかくこんな良いストーリーがあるのに、その一点で貶めてしまうのはもったいない。
 さて、主人公の父親を大沢たかおさんが演じていますが、イメージとは違うものの、その時代毎に父親を演じ分ける幅の広い演技に納得。堤真一もイメージ通りではないけれども、主人公を目に見えないところまで演じきっていたと思います。
 

 まあとりあえず原作を読んで欲しい。それで十分と思ったらそれでも良いし、わかりにくいな、と思ったら映画のほうを観て欲しい。
「地下鉄に乗って」公式HP
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