ストーリーを持った様々な創作物に対しての感想、紹介等々。 思うところあればお気軽にコメ下さい。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「前巷説百物語」を読みました。


大損まる損困り損、泣き損死に損遣られ損。
ありとあらゆる憂き世の損を、見合った銭で肩代わり。
銭で埋まらぬ損を買い、仕掛けて補う妖怪からくり。
寝肥ねぶとり周防すおう大蟆おおがま二口女ふたくちおんな、かみなり、山地乳やまちち旧鼠きゅうそ――
小股潜りの又市が、初めて見せる御行姿。
明治へ続く巷説が、ここから始まる百物語――。
御行おんぎょう奉為したてまつる――」

(本書カバーより)

「寝肥」で又市はある事件に巻き込まれたことから、
損料屋『ゑんま屋』の下請け(?)となり、
この世に生まれた埋まらぬ損を、
八方おさめる仕掛けを行うことになります。
しかしこの時はまだ、かろうじて表の世界に留まっている。
役目は違えど、後の百介と立ち位置は同じ。
此方と彼方の境界で漂っているのですが―

「前~」で語られる仕掛けは、
後のシリーズのものより後味が悪い。

『俺』ならもっと上手くやれるのに―
又市はそう思うようになります。
「旧鼠」では後に再度登場することになる、
稲荷坂の祇右衛門と決着を着けねばならなくなる。
そこで初めて、又市は御行姿となり、
遂に彼方側の世界へ足を踏み出すことになる―

ネタバレになるのでこのくらいにしときます。
ただ一言だけ。
物語の中でも一際重い「旧鼠」の中であの・・男が登場します。
ちょっと癒された(笑)。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://ramoonote.blog100.fc2.com/tb.php/60-e3333ee8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。